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「わたしは醜い」という呪いを解いてやる。

YouTubeのトレーニング動画を見ながらの宅トレ(自宅でトレーニングすること)が、コロナ禍以降の習慣です。もちろん最初は体重を落としたかったから。

でも今はそれ以上に、この先歳を重ねても動ける体でいるため・日頃の運動不足を解消するために続けています。

今朝もせっせと筋トレをしていたのですが、ふと、「あー…とうとうパンドラの箱を開ける時か…」という気持ちになって。

今日は、わたしがあまりオープンにはしていなかったこと。

子供の時からずっと持ち続けている、自分の体(体型)へのコンプレックスについて、書いてみようと思います。緊張するぜよ…



✳︎



身長157,5センチ。
体重60キロ前半から半ばをふらふら。

これがわたしのここ数年の平均値でござります。


直近の写真だとこんな感じ。プロフィールにも使っているものです↓

奈良で野良猫さんと仲良くなった♡

さて、この写真を見て、人それぞれ抱く感想は違うと思う。

「太い」
「そうでもない」
「え、別になんとも思わないよ?」

わたしは、自分に自信が持ててこの体型でも特に気にならない時と、その真逆で、見た目全てがとても醜く思えて外に出るのが辛いと思い詰める時と、どっちもあります。

疲れが溜まっていたり、生理前のメンタル落ち期は、醜く思えることが多いかな。

子供の頃から「細身体型」ではありませんでした。

両親も細身ではなく中肉中背〜ぽっちゃり。いわゆる標準的な体型の時もあるけど、食べすぎたりするとすぐにポチャっとしてくるのが我が家の特徴。

自分の体型にコンプレックスを抱いたのは、小学校低学年の頃。

写真を見返すと、入学当初は割とすらっとしていて、細身ではないけど健康的な良い感じの体型。

でも、小学校生活でのストレスからか、どんどん太ってしまって。

「デブ!」
「ブース!」
「キモいw」

いつの間にやら、この3連ワードをいつも男子から言われる体型へと変化。

それに加えて体毛も濃いタイプなので、周りの女の子達は細いし、毛はほとんど生えて無いわで、自分との差をいつも比べていたな〜…

デブでブスでキモいと言われることが日常だったって、今思えば異常なことなのだけど、私たちが小学校時代を過ごした年代(平成初期)って、こんなこと普通じゃなかったですか?

なんなら先生からも体型や濃い体毛のことを、みんなの前で笑われてました。

ヘビーな話題は可愛い写真で中和しましょう〜

まあ、そんな小学校時代を過ごしたものだから、当たり前ですが、自分という存在は「デブでブスでキモい」のだと刷り込まれてしまった。

今でもあまり男性と接するのが得意じゃないのですが、この頃に男子からあれこれ笑われていたので、「男性に無条件に見た目をジャッジされてしまう」という恐怖心があるんだと思います。旦那さんは、これまで一切体型のことや体毛のことをからかってきたことがなく、安心できる相手。

さてさて、中学に入り運動部で激しい運動をし、ダンスも習いはじめたことでわたしの体型は標準体型になっていきます。

20代前半は若くて代謝もよく、日常的にダンスや舞台のレッスンで体を動かしまくっていたので、そこまで太りませんでした。

それでも頭のどこかではいつも、「わたしの体は綺麗じゃない」と思っていた。

薄着をするのも、プールに行くのも好きじゃなかった。

でも20代後半に入った職場でストレスからお菓子を食べすぎて(消費者金融の事務センターで電話応対)、28歳で結婚する頃には60キロくらいに体重が増えてしまったんでありますよ。

その後、31才で妊娠した時が体重マックスで、67キロだったかな。臨月で71キロ。

母乳が出過ぎたことで産後55キロくらいまで落ちたものの、強制的に、栄養をほとんど母乳に取られたことで短期間(産後1ヶ月以内で落ちた)で落ちてしまったので、フラフラのゲッソリやつれた感じに。今でも皮がたるんでいます…

授乳が終わったら、体重も緩やか〜に戻っていって、60キロ前半くらいで落ち着いた。

めでたしめでたし…!!!

と、なりたいところだけど、今日はパンドラの箱を開けるのです。

右上の「ダイエットはやめた」よかったです。
韓国も体型への価値観が日本と似ていると思う。
その中でボディポジティブを発信するのは勇気がいるよね。

わたしが別に体型にコンプレックスを抱かず、ありのままの自分でOKだと思えたならば、この体型でもさほど思い詰めずに生きて来れたと思う。

でも子供の頃からあまりに体型でからかわれたり、笑われたりしてきたから、「太っている=悪」という図式ができ上がっている。

大人になってからも、

「ストレス太りなんて、一番しょーもない太り方したな」
「ああ、在宅ワークだからそんな体型なんですねw(保育園の守衛さんに言われたよ)」

「あれ?前より痩せた?!いいやーん!」
「カヌレさん痩せました?!すごーい」

体型そのものを指摘されることだけじゃなく、ちょっと体重が落ちたら「痩せたね!」とよく言われる。

この「痩せたね!」は言った本人は誉めているつもりなんだろうけど、つまりは前と比べて痩せて良かったねってことで、言われると結構しんどいです。

これをキープしなきゃ…!と脅迫的に思ってしまうし、次にその相手と会った時に「太った」と思われたらどうしようとプレッシャーを勝手に感じてしまう。


そして一番嫌だなと思うことは、

自分自身が、人の体型を無意識にジャッジしていると、ある日気づいたこと。

電車に乗ったり、外を歩いているときに、目に入った女性を見て「あの人は細くていいな」「あの人はわたしより太いな(安心…)」って、ずっとジャッジしているのです。わたし。

それに気づいた時、「わたしが周りからされたのと、同じことしてるやん…!!」とめっちゃショックでした。

見た目、体型へのコンプレックスで長年苦しんでいるのに、自分がそれを他人にやってしまってる…

自分が自分を常にジャッジして「醜い」「太い」「ブス」とささやいているから、人のことも同じようにジャッジしてしまう。

いやですね、本当に。
しんどい。

ちまたに溢れるダイエット情報や、SNSでのダイエット成功アカウントを見ていても、ビフォー(太っている時)は黒歴史で、アフター(痩せた姿)こそが大正解!幸せへの一歩!という感じ。

でもでも、仮にわたしがダイエットに成功して、20代の標準体型だった55キロくらいに体重が落ちたからといって、この苦しみは終わるだろうか?多分、終わらない。

だって、内面は変わっていないから。

わたしは醜い。
ブスだ。
キモいんだ。

このイメージを持っている限り、いくら痩せても、細身体型になれても、苦しさは続くと思う。

その体型を維持できているときはそれが自信になるだろうけど、もしもまた太ったら?

太るって怠惰なイメージがつきまとうけど、病気の後遺症や薬の副作用で体重が増えてしまう人だってたくさんいる。いつ自分が、そうなるかなんてわからないのだ。

だからわたしに必要なことは、内面に長年蓄積された、超マイナスな自分像を変えること。

時間がかかるだろうし、なかなかうまくいかなくて、最初に書いたように人目が気になって外に出たく無い日もまだある。

でもちょっとずつ、変えていけると信じてる。

わたしは醜くないし、キモくない。
そりゃあちょっとぽっちゃりしてるけど健康だし、おしゃれだって大好きだ!!

自分でそう言い聞かせるだけじゃ足りないから、「うう、わたし醜い…」モードに入ったら、最近は旦那さんに申告するようにしてる。

「ううう、やばいきてる。わたし醜いモードの波来てるから、とりあえず褒めてー!」って泣きつく。

「可愛い、ほっぺが丸くて可愛いよ〜笑顔が可愛いよ〜♡」など、多少強引にでも彼から言ってもらって、まだ心底その言葉を信じることはできないけど、自分に浸透しろおおおお!って念を送ってる。

長年染み付いた、これは呪いだ。

はじめは人から言われた一言かもしれないけど、それがきっかけになって、最終的には自分で自分を呪い始める。つらい。つらいよね、ほんとに。

そんな呪いを解くために、他にわたしがやっていることをシェアして、今日は一旦終わりにします!

・頻繁に体重を計らない。病むぞ!
(週に1回だけ計ってます)

・体重よりも体型の変化を見る。

・痩せるため!じゃなく、引き締めるため、ボディーメイクをすることを目的に運動する。

・ダイエットアカウント見ない。全削除。

・参考にするYouTubeも、
「その体型で大丈夫?!」みたいに煽ってくるのは見ない。

・わたしがより素敵になるために、運動してるんだ!と思いながらやる。

・女性アイドルはあまり見ない。
(男性は性別が違うから切り離して見れるけど、女性は同一視してしんどくなるので)

・それでも好きな服を着る!!
おしゃれしなきゃテンション上がらん!

・ボディポジティブな発信に触れる。

ヘビーな内容を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!一緒に呪いを解く旅に出よう〜♡


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